今を生きる介護日記

認知症・失語症・脳梗塞で右半身麻痺の母を介護

介護は虚しい

どうも。さとやです。

 

私は母の介護をしていますが、

たまに虚しく感じる時があります。

 

母は、右麻痺でお茶を飲む時は、

左手で自分で飲んでもらっています。

その時に私が「ゆっくり飲んで」と言っても

急いで飲んで、むせたり、お茶をこぼすことが

多々あります。

 

認知症脳梗塞の影響で

私の話を理解できないのは、わかっています。

でも、いつもイライラしてしまいます。

 

人から見れば、そんなことでイライラするの?

と思われるかもしれませんが、

毎日、お茶を飲ませるだけでも気を使うんです。

 

トイレ介護、着替え、歯磨き、食事と

ほとんど介助しないといけない母の介護は、

人から「頑張らないでね」と言われても

頑張らないといけない。

 

私が手を抜くと、母の健康状態に関わる。

食事や飲み物では、誤嚥の危険があるので

毎回、気を使います。

 

そんな緊張感の中で生活してますが

一生懸命頑張っても、お金になるわけではなく

母の体が劇的に良くなるわけではなく

社会的に評価されるわけではありません。

どっちかというと介護はネガティブなイメージ。

 

やっている人間もストレスを抱えながら

結果が出ないことを毎日やっている。

「自分は何のために生きているのだろう?」

と虚しい気持ちになることが多々あります。

 

それでも、何とか母への愛情みたいな感じで

「介護は愛情なんだ」とごまかして

頑張っています。

 

私は、世の中で身内を在宅で介護をしている人は

偉い!自分を含めて思います。

 

もし、この記事を読んでいる人の中に

介護をしている人がいるならば、

「私はあなたの気持ちはわかっている」

と言いたい。

 

決して「頑張らないで」とか

「自分を労ってね」みたいな

上っ面の言葉は、かけません。

 

ただ、共感の気持ちでエールを送ります。

それでは、また。